切恋



制服に着替え終わった私は悠維を見た。


「いつまでも私が女の子らしくしないとか思わないでよね。

私だってちゃんと女子力upに挑戦するんだからっ」


スカートを二回巻いて悠維に言った。


「女子力upっ?

…お前にスカートとか似合ってねーよ!」


いきなり意味のわからないことを言いだす悠維。



「はぁ?

制服だから仕方ないじゃん!
私先に学校行くから…!」


悠維を部屋に置いて走って私は家を後にした。



スカートが似合わない…?


そんなの知ってる…


でもやっぱり好きな人にそんなこと言われたら傷つかない女子はいない…



< 12 / 15 >

この作品をシェア

pagetop