Dearest
確かにあたし達は血が繋がらない偽物の家族だけど


本物の家族よりずっと深い絆で結ばれているんだよ?




今はそれに気付かなくても

きっといつか必ず気付くから…



だから寂しくなったり、不安になったらいつでも甘えていいよ。




ラヴとあたしはずっとずっとあなた達の親なんだから。




あなた達の全てを受け止めてあげるからね。

大丈夫よ。






エンドロール家の絆が深まった時、最後の時間を迎えようとしていた。






何気ない時間が足早に過ぎていき、子どもたちは大学を卒業した。
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