Fragile~思い出に変わるまで〜
本当に綺麗になったと思う。


俺と別れたことで、元妻が綺麗に輝いているなんて複雑な気持ちだけれど……


「ちょっと!

太ったって言いたいんでしょ?


うふふ、健も……変わんないね?」


照れ隠しなのかそんな風に言い返しながら、俺を懐かしそうに見つめるさとみを愛おしく感じる。


そんな気持ちを隠すように話題を変えてみることにした。


「で?さとみも俺が来ること知らなかったのか?」


「健も……でしょ?

まんまとあの二人にハメられたみたいだね、私達」


そう言いながら二人を睨むさとみを見て、俺はさっきからずっと疑問に思っていたことを口にした。


「俺はお前らが何で友達になってるのか、そっちがビックリだよ」


すぐに疑問に答えてくれると思ったのに、それは違った。


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