彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
3・自覚
◆ ◆ ◆
先輩が言いつけたとおり。
この朝から、わたしは単独行動を厳しく制限された。
いつだって何人かに周りを囲まれて、傍目には、仲のいいグループ行動に見えなくもないだろうけど、和やかとは正反対の雰囲気で。
……息が詰まる。
まだシキのことも頭で整理しきれてない。
鳴子とはひとことも口をきいていない。
いつになく弱気な自分を、認めざるを得なかった。
今日一日、ひとりになれたのはトイレの個室くらい。
もちろん、外にはクラスメイトの誰かが待機している状態で。
移動教室も、休憩も、昼食も、ずっと復数人がそばについている。
それが、校内にとどまらないって思い知らされたのは、放課後。
鳴子ともう一人、帰り支度をするわたしのところへやって来た。
先輩が言いつけたとおり。
この朝から、わたしは単独行動を厳しく制限された。
いつだって何人かに周りを囲まれて、傍目には、仲のいいグループ行動に見えなくもないだろうけど、和やかとは正反対の雰囲気で。
……息が詰まる。
まだシキのことも頭で整理しきれてない。
鳴子とはひとことも口をきいていない。
いつになく弱気な自分を、認めざるを得なかった。
今日一日、ひとりになれたのはトイレの個室くらい。
もちろん、外にはクラスメイトの誰かが待機している状態で。
移動教室も、休憩も、昼食も、ずっと復数人がそばについている。
それが、校内にとどまらないって思い知らされたのは、放課後。
鳴子ともう一人、帰り支度をするわたしのところへやって来た。