天を衝く槍
ちーん、とエレベーターが鳴って扉が開き、ヨースケに続いて私もエレベーターから降りる。
「ここはトレーニングルームな」
彼はそう言い、足を進めた。
地面は砂で、まるで砂場を歩いているみたいだ。
「やぁッ」
上の方から声と金属音が聞こえて、聞こえた方を見ると、二人の人が手合せをしていた。
一人は赤髪で、もう一人は私と同じ金髪だった。
上を見ていて、一つ気づいたことがあった。
「……高い…」
そう。
天井が高いのだ。
「あぁ、どこが戦闘場所になるか分からんけな。できるだけ広い場所にトレーニングの場所があったらいいなってことで、こうなった」
そして彼は、「5階から11階まで天井は無いんで」と付け足す。
「…どこになるか分からない」
私は彼が言った言葉を復唱した。
「あー…例えば街中とか、船の上とか?」
「船の上!!?」
「俺は一回しか経験したことないけどな」
そう言ってヨースケは笑った。