天を衝く槍


ちーん、とエレベーターが鳴って扉が開き、ヨースケに続いて私もエレベーターから降りる。


「ここはトレーニングルームな」


彼はそう言い、足を進めた。


地面は砂で、まるで砂場を歩いているみたいだ。


「やぁッ」


上の方から声と金属音が聞こえて、聞こえた方を見ると、二人の人が手合せをしていた。


一人は赤髪で、もう一人は私と同じ金髪だった。


上を見ていて、一つ気づいたことがあった。


「……高い…」


そう。


天井が高いのだ。


「あぁ、どこが戦闘場所になるか分からんけな。できるだけ広い場所にトレーニングの場所があったらいいなってことで、こうなった」


そして彼は、「5階から11階まで天井は無いんで」と付け足す。


「…どこになるか分からない」


私は彼が言った言葉を復唱した。


「あー…例えば街中とか、船の上とか?」


「船の上!!?」


「俺は一回しか経験したことないけどな」


そう言ってヨースケは笑った。
< 13 / 294 >

この作品をシェア

pagetop