Hurly-Burly3 【完】

そんなことをしていたらユウヤがパンと

手を叩いて何かを思いついた。

「いきなりのことに心臓が縮むかと思った・・・」

ユウヤはバンバン肩を叩いてきた。

「痛い、痛いよ。」

ユウヤが暴力男に成り下がった。

お主はそんなヤツではないと思ったのに、

「あ、悪ぃついテンション上がった。」

ユウヤはテンションが上がると自分の

気付かぬところで人にかなりの迷惑を

かけているのではないかと心配になった。

「あたしが頑丈だから良かったものの

他の子にそんなことしたら駄目ですよ。」

「もうしねぇよ。」

ユウヤはそう言いながら慶詩をチラッと見る。

「慶詩、この間のところにヒヨリン連れて行こうぜ。」

慶詩は雑誌から顔を上げる。

「んあ?」

「ほら、この間2人で行ったところ!!」

ユウヤの言葉に慶詩が思い出そうと

考え始める。

「あたし結構前向きになってきたよ・・・」

何か、みんなに気を使わせてしまって

申し訳ないな。

「ヒヨリンが元気なかろうがどうしようが

連れて行くつもりだったんだよ。」

しっかし、忘れちまってたわと笑うユウヤ。

いつから連れて行く予定だったんだよ。

案の定慶詩は未だ思い出せず。

「ああ、あの店か。」

慶詩がようやく思い出せたらしい。

「み、店?」

慶詩はユウヤにあれだろとか言ってる。

「何、あたしどこに連れてかれるの!?

悪いがあたしが15歳であることを忘れないで

おくれよ!!」

こう見えて早生まれだから誕生日が来るのが

みんなより遅いんだよね。

4月に誕生日を迎える人はもうとっくに

16歳になっているというのにあたしはまだ

やっと15歳というところ。

< 102 / 457 >

この作品をシェア

pagetop