Hurly-Burly3 【完】
お店の店員さんがやってきた。
ねじりハチマキを見ると今にも御神輿担いで
わっしょいわっしょいしそうだ。
「日和、口に出てる。」
わっしょいわっしょいを口に出していたらしく、
店員さんに笑われた。
「ヒヨリン、サユリン、俺のお勧めあるから
それをとりあえず頼むな。」
ユウヤと慶詩がメニュー表を見て頼んでくれた。
ワクワクしながら待ってると器に生野菜!?
店員さんがかき混ぜて鉄板の上にジュウっと
言いながら生地を伸ばした。
「お好み焼き!?」
お好み焼きは大好物ですよ!!
「もんじゃもあるんだぜ。」
「もんじゃって何!?」
興奮しながらユウヤと話してたら、
サユに落ち着きなさいよって言われた。
正座して待ってるとさすが料理上手なだけ
ある慶詩が華麗な返しを見せてくれた。
「す、すごいです、慶詩にそんな得意技が
あったとは意外だ。」
「お前意外とよく食うからな。」
慶詩が手際よく調理してくれるのを眺めた。
伊織君も腕が鳴るのかもんじゃ担当になった。
「もんじゃってお好み焼きと違うね。」
ジッともんじゃを見つめてる。
ようやく、出来たお好み焼きともんじゃを
いざ試食すると美味しかった。
もんじゃは初めて食べたけど、気に入った。
口の中に広がる魚介類の旨味に感動した。
「おじさん、天才です!!」
お店のご主人がどうだいって言って見に来て
くれたので握手を求めた。
「そうかい、さすが2回目だけあって手際よく
なってんじゃないか。」
慶詩を褒めるご主人にドヤ顔の慶詩。
何だかんだ言ってこの人は意外と何でも
やってのけるヤツなのかもしれないと思い知った。