Hurly-Burly3 【完】
その後、慶詩と伊織君が散々もんじゃとお好み焼き
を焼いたのは言うまでもない。
あたしの食べる量にうんざりするのだった。
「すいませんー、明太もちチーズもんじゃ追加で!」
「お前、どんだけ食う気だよ。」
「こんなに美味しいものに巡り合うとはいや今日の
不孝続きはこのためだったとも言える。」
美味しいって食べるあたしにサユは良かったねと
喜んでくれた。
「お嬢ちゃんたち可愛いからおまけね。」
ご主人がとても粋だった。
「サユのおかげで更なる幸福が舞い降りた。」
ご主人が焼いたスペシャルお好み焼きは、
生地の焼き加減が最高に決まっていた。
「日和がテンション上がって良かったじゃない。」
「ヒヨリン、良かったな。」
ナル君がキューティクルフェイスで笑う。
「うん、何か、ありがとう。ユウヤは
意外と出来る男だと認識したよ。」
「はぁ!?俺らがだろうが!!」
慶詩が返しをバンバン叩く。
「まぁ、そうなんだけどね。」
慶詩と伊織君の頑張りは確とこの目で
見ましたからね。
「日和ちゃんが元気になってくれて良かったね。」
馨君はクスクス笑ってて、京君は美味しいと
ボソリと呟く。
ユウヤが京君の肩に手を当ててそうだろと
言っている。
ちぃー君は伊織君からもんじゃをふんだくっていた。
ナル君は慶詩におねだりしていて可愛かった。
「ふふふっ」
サユと顔を見合わせて一緒に食べた夕飯は
きっと忘れられない光景だった。
こんなに幸せだと思うのはきっと不孝続きだった
からなのかもしれない。
先生の言う通り良いことがありますようにと
願ってると良いことには舞い降りてくるのかも
しれないと密かに思った。