Hurly-Burly3 【完】
じゃあ、どうしろと言うのだ?
こっちは必死に考えて編み出したんだぞ。
「あたしにそんなこと要求しないでよ!!
腹踊りならまだしもああいうこそばゆいのは
どうも鳥肌が立ってしまって駄目だ。」
まだ腹踊り披露した方が全然いいよ。
※腹踊りを披露しようとした。
「やめろやー」
「えっ、腹踊りするところじゃなかった?」
「お前本気で女じゃねぇっ!!」
慶詩、もう傷つかない!!
あたしはボーナスを貰いハートが
頑丈になってパワーアップを果たした。
「ポンポン冷やすぞ。」
ちぃー君、やっぱりポンポンって言っちゃうんだね。
「腹踊りが通用しないとは何か芸当を身につけ
ねぇばならない!!」
「日和ちゃん別にそんなことしなくていいよ。」
馨君はお茶を啜る。
「おめぇ~にそんなこと期待してねぇよ」
伊織君、若干ハートを攻撃してきたな!!
なんて不意打ちなの!!
HPが20削れたわ。
「よしっ、ヒゲダンス取得を目指そう!
そうと決まったらスチールウールで
ヒゲをいつでも常備して練習をっ!!」
「勝手にやってろ。」
新たな芸当をきっと編み出すわ。
「ぶほっ」
ユウヤが味噌汁を吐き出す。
「ちょっ、ユウヤ氏!!」
汚いですぞ。
「ぎゃははははっ」
笑いが収まらなくなるユウヤ。
えっ、そんなにツボ入るようなこと言ったか?
「ぎゃはははっはははっは」
もういいや、勝手に笑っていればいい。
その内笑い死にするのではないだろうか?
そんな幸せな死に方きっとない。
ユウヤは最後まで煩く笑い続けていましたと
あたしが語り継いであげよう。