Hurly-Burly3 【完】
ほっこりしながら本を読んでいるとドタバタ
と足音が聞こえて何事かと思って身構えていると、
「日和!!居るんでしょうね?」
サユの声が鮮明に聞こえた。
サユは疑い深い子だと思うのです。
この体でどこに行くと言うのだ。
「お帰り、学校はどうでしたもふっ」
ぎゅむっと抱きつかれた。
サユの勢いには最近慣れてきた。
「工藤先生のところに行ったの?」
「うん、ただの風邪だそうですよ。」
「熱は下がった?」
おでこに手を当ててくるサユ。
「だいぶ、楽になった。」
静かにドアを引いて現れたマコ君は
にっこりと笑っていた。
「ちょっと、お前ら早過ぎだろ。」
田中がひょこっと現れた。
「わざわざ、お見舞いに来てくれ・・」
田中ははにかみながら部屋に遠慮がちに
入って来た。
「日和ちゃん、甘いもの好きじゃなかったよな。
ってことで、俺はすごい考えた。」
毎回同じじゃつまらないからなという田中の
手にはお昼食べたマスクメロン。
「2玉も買う必要があったのか分からない
のだけども!!」
「あたしは家にあるからいいって言ったのよ。」
サユ、お昼に半分食べました。
豪快に口の中に入りました。
今はこのお腹の中に入っています。
田中のセンスはまぁ置いておこう。
「どうも有難うございます。」
素直にこれは嬉しい。
お見舞いに来て頂けるとは、
サユはともかく2人はそんなに
家が近いわけでもないのにわざわざ
足を運んできてくれたことに感謝だった。
「日和ちゃん、寝なくて大丈夫?」
体を起こして椅子を持ってこようかと
考えているとマコ君が椅子を取って来て
3つベットの周辺に並べてくれた。