Hurly-Burly3 【完】
ちぃー君からコスモスを分捕る。
「これはその名の通りチョコレートコスモス
という品種ですよ。」
土の上に最近届いたというコスモスを植え替える。
校務員さんと一緒に秋の花壇は何を植えるか相談
した結果、コスモスになったのだ。
「ちぃー君が目を輝かしている。」
そんなに甘いもの好きだったとは病的だ。
「これは食べちゃ駄目だってば。」
ちぃー君ハンターからコスモスちゃんたちを
守り抜かねば。
手を動かしてコスモスを綺麗に植える。
「言っとくが、このチョコレートコスモスは
そんなに甘い花じゃない。むしろ、苦い花だ。」
ちぃー君とナル君がきょとんとした瞳でコスモス
を見つめる。
「花言葉は“恋の終わり”匂いとは打って変わって
の代物です。バレンタインにチョコレートあげる
代わりにあげてはいけない花とも言われてますから、
もし好きな女の子から貰いそうになっても受け取らない
ようにしましょう。」
「ヒヨリンってそういう雑学無駄に知り尽くしてるよな。」
ユウヤ、ただたまたま知ってただけよ。
「全部を丸暗記してるわけじゃない。」
スコップで土を被せる。
「因みに明日の単語テストの問題は1分で覚えた。」
明日は英語の単語テストがあると相沢ティーチャー
が不敵な笑みを浮かべていた。
「日和ちゃんって恐ろしい集中力だよね。」
馨君、そんなこと言っちゃいますかね。
「勉強は好きだから。」
「俺、そんなこと口が裂けても言えねぇよ。」
ユウヤは割と暗記系が得意ではないか。
「別に勉強に限らず好きなことをすればいいと思う。
あたしの場合は勉強が好きだったからでユウヤの
好きなことは他にあるんじゃなっ」
「目を放した隙にあんたって子は!!」
いや、サユちゃんこれには深いわけが・・・
マコ君手をヒラヒラ振っている。
そういえば、帰ってくるの遅いと思ってた。