Hurly-Burly3 【完】
ジーッとみんなを見つめる。
「どうしたの日和ちゃん?」
「あっ、うん。何かちょっとだけみんなの
関係性を垣間見た気がして・・・・」
油断したらニタリと笑ってしまう。
気持ち悪い笑みを浮かべてしまう。
それは何とか我慢で阻止せねば。
「うん?」
「気を抜くと顔が歪みそうだから
モヤイ像のように神経を研ぎ澄ましているのです!」
これ以上あたしの失態を見せては駄目だ。
「ひよこ、すでに口元緩み切ってる。」
京様!!
ようやく、ご登場ですか!?
随分、お待ちしておりましたよ。
みんな、京様のお通りだい!!
実は京君はいざとなった時のツッコミ役
だということをあたしは知っている。
ちぃー君の不思議そうな顔にため息を
吐きながら説明している京君はきっと
伊織君よりちぃー君の世話焼きさんだ。
「ヤダ、兄ちゃん何であたしの写真引き延ばして
部屋に飾ってるの!!」
ぶち壊してやる!!
ポスターよりも大きですよね?
剥がしてやろうと思ったら全力でユウヤと
ナル君に止められた。
「兄ちゃんでもさすがに人の部屋荒らすなよ。」
「えっー!!」
兄ちゃんに拒否を態度で示そう。
そんなに言うなら兄ちゃんに剥がさせよう。
「それにしたって、あのお兄様の部屋にしちゃ
スッキリしてねぇか?」
「本ばっかりの部屋でしょ?」
もうああ見えて天才児だからどこを踏み間違えた
のかあたしは謎でしょうがない。
「もっとはちゃめちゃな感じを予想してた。」
ユウヤはキョロキョロ見渡す。
「悔しいが兄ちゃんはあたしよりも頭がいいと思う。」
本当に悔しのだ!!
あの兄ちゃんに敵わないとかムカつくレベルですよ。