Hurly-Burly3 【完】
何、聞き耳立てたんだよと逆上されたら
どういった対策に出ればいいんだ!?
「俺は、華沢さんと有栖川さんも怖いけどな。」
ナル君と馨君ですかね!?
良かった、まだ気付かれてない。
でも、可哀想なことに気付いちゃった。
ユウヤが忘れられてる!!
誰か、ユウヤのことも褒めてやってよ。
絶対、ユウヤ凹むよ。
このこと知ったらユウヤ寝込むよ。
「なぁ、あんた何してんだよ?」
急にどっしりと何かが上に乗った。
「うっ・・内臓が口からブチ零れます。」
き、気を取られていたわ。
他に誰か居るとも気付かないで!!
ひっぃぃぃぃぃぃ!!
絶対絶命のピンチ到来だよね!
誰か、助けに来いよね。
普通ここで誰か来るんじゃないの?
4人はまだ気付かずに話し続けている。
あたしの上に座り込んだ男誰!?
ま、まさかあたしが落ち葉の座布団だと
勘違いしてるのかしら?
「初めましてちゃんだね。よくよくみて見れば
可愛い女の子だ。」
な、何て軽いノリ!?
「俺、女の子はセーラー服派なんだよね。」
き、ぎゃああああああ。
へっ、変態さんですか!?
「残念ですが、制服すら着てません。」
へんだっ、今は体操着だこの野郎!!
「この態勢っていいシチュエーション
だと思わない?」
グッと手首を掴まれて地面に押し付けられた。
こ、これはあたしを女だと認識してくれているのか!?
それは快挙だ!!
落ち葉まみれのあたしを・・・趣味悪いんじゃないか?
頬に手を滑らして落ち葉を払いのけるその男は
白髪なのではないかというぐらい派手な髪色。
極め付きは、妖しく笑うその顔がこれまた
すごいイケメンだったことにあたしは間抜けなほど
口をポカーンと開けた。