Hurly-Burly3 【完】
開いた口が塞がらないとはこういうことだったのね。
今更ながら昔の人はよく思いついたものだ。
「そんなにビックリするようなこと?
俺、美人系じゃなくて可愛い子の方がタイプ
なんだけどさ、その可愛い口にぶちかましていい?」
ゾッとしたのはこの瞬間だった。
これはあたし危機なる状況に居るのではないかと思った。
「や、や、ややややややややややめた方がいいと思う!」
この人頭イカレてる!!
慶詩、あたしは正常だ。
こういう人の方が頭イカレ野郎だ!!
あたしは身を挺して証明してやったぞ。
「や多くない?つっても、俺女嫌いなんだわ。」
手首を解放されたあたしは唖然と男の顔を見た。
嘲笑うような笑みにゾワっとした。
逆毛が立つと言うヤツなのか。
全身に危険信号が発令される。
この人、人間じゃないと。
未確認生物発見したと言うわけで、
ある程度の距離を置いた。
「そ、そっちの趣味が・・・おありなのか?」
デンジャラスゾーンだわ。
デミグラスソースのハンバーグ食べたいわ。
「別にそういうわけじゃないけど、あんたは平気だし。
あんたなら食える気がするって言ったら警戒心強めたな。」
この人、さっきからあたしの体をギラギラと。
身が危ういというのはこういうことなのね。
そして、誰か来いよ!!
普通、ここで助っ人登場するだろうよ。
「・・・・・さて、お昼寝の続きを。」
「あんた、ここの生徒だろ?」
警戒しながら落ち葉をかき集める。
未だ、向こうの4人には気付かれず。
「貴方はここの生徒ではありませんね?
何の用があったのか分かりませんが、
不法侵入で訴えますよ。」
今すぐ、校長にチクりに行ってやるぜ。
「あんた、見るからに頭良い子ちゃんだ?」
な、なんかこの人嫌いだわ。
馬鹿にしている言い方が気にくわない。