Hurly-Burly3 【完】
慶詩って目つきが恐ろしんだよね。
睨まれたら息が止まりそうだ。
これを蛇に睨まれたカエルっていうのか。
いや、いい勉強になった。
「お前、何メモってんだよ。」
「ことわざが思いついて。」
「意味分かんねぇよ!!」
慶詩が金色に輝く髪を掻きわける。
「いや、褒めてやったつもりなんだけど。」
「お前に褒められたところで何も嬉しくねぇ。」
「あ、そうか。」
それはハートブレイク再来ですな。
それってあたしの存在を否定してるのか!?
「日和ちゃん、落ち込まなくていいからね。」
「慶詩は口悪お馬鹿さんで決定だ!」
もう絶対褒めてやるものか。
「あ゛あ?」
知らんぷりしてやるもんね。
「ユウヤ、豪快に切ってるのにちゃんと印
通りに切れてる!!上手に出来るではないか!」
「え、そうか?」
照れ笑いを浮かべるユウヤの近くでユウヤ
を応援する。
「ひよこ、下書きは?」
「ハッ!!そういえば、すっかり忘れてた。」
鉛筆を捜索してから一際大きい板と対面した。
「日和、休憩するんじゃなかったの?」
あ、そうだ。
休憩してからにしようかな。
「何か、買ってきますが食べたいものはありますか?
飲み物も買ってきますよ。」
「え、いいよ。俺が行くよ。」
「ううん、ちょっと、野暮用があるついでだ。」
「野暮用って・・・」
「それで、何がいいですかね?」
ちぃー君は相変わらず甘いものばっかり。
買い物リストに甘いものばかりではないか。
「サユ、自転車取って来るから待ってて!」
「はいはい。」
自転車置き場へ急行した。