君のとなりで恋愛中
アイツの動作は全てが自然だった。
ひとつひとつに無駄がなく、それでもって的確…。
アイツから、目が離せなかった…。
「どうよ」
「……」
「お前の動きは無駄が多い。そんでもって感情に動かされてるから毎回形が違う。踏み込みも甘い」
さして興味なさそうに人差し指でボールをくるくる回しながら、的をついたことを言ってくる。
あたしでも気づかなかったことを…。
「なんで…」
「嘘だと思うなら、勝負してみるか?」
「え?」
ポンと投げられたボールが私の手の中に収まった。