ガラスダマ


おばさんがくれたのはブラウスと…スカートだった。

スカートなんて学校以外で履いたことはなくて、買ってもらったのなんて初めて。

あたしがズボンばかり履いていたからかな。


「いつかデートの時にでも着てちょうだい」


女の子みたいな服は着たことがなくて、あたしも興味ないし楽だからこれでいいと思っていた。

なのに、実際自分の物として手荷物と何でか胸がいっぱいになる。

あたしも女だったんだな。


「ねぇ、瑠衣ちゃん。お願いだからあたしに気を使わないでちょうだい。何でも言って、ワガママも愚痴も…何だって言って。お願いだから…あたしをお母さんだと思って」


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