マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
ブンブン頭を振りまくって、その場をやり過ごす。


「そっか……ならいいけど」


ホッ……十六夜君、納得してくれたみたい。


深く追究されなくて良かったぁ………


「ハーイ皆!授業始めるから、席に座ってーーー!」


「あっ……先生来ちゃった」


イヤ、普通に来るんですけどね………次の授業あるし。


まだ十六夜君と本の話したかったんだけど、しょうがないっか。


「じゃあね十六夜君。また本のお話しようね♪」


ニッコリ笑って、十六夜君の席から離れる。


カァァァァァ……


およ?十六夜君、真っ赤になった。
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