ハニー・トラップ ~甘い恋をもう一度~
これほどまでに激しく身体を震わせるようなキスは生まれて初めてで、どこで息継ぎをしたらいいのか分からない。
苦しいながらも、その意識までをも奪いつくされるようなキスに身を任す。
徐々に身体から力が抜けていき固く握っていた手が緩むと、押し留めていた遼さんの手が離れ、その手が身体のラインをなぞりながら身体中を這い回った。
場所が変われば触れ方も変わり、指の細かい動きに翻弄されながらも、夢中で彼の責めに応えた。
その頃にはもう私の心は、遼さんと早くひとつになりたい思いが膨らんでいた。
淫らな気持ちが私の脳を刺激して、身体の一部を濡らしていく。
キスに満足した遼さんの唇が離れると、欲望を宿した目で見つめ舌なめずりする。その淫らな水音に恐怖にも似たものを感じ、背中に悪寒が走る。
「ちょっと……待って……」
「待てない」
首筋から鎖骨を強く吸われ、身体にチクっとした痛みをもたらす。そしてゆっくりと唇を這わせ、胸元へと辿り着く。
唇と舌が触れる場所から熱いほどの熱が伝わり、身体を火照らせていく。
胸の先端をきつく吸われれば身体に電流が走り、身体中を這い回っていた指が私の秘めたる部分に差し入れられれば背中を仰け反らせ喘ぎ、その快楽に抗うことなく身を委ねた。
「……梓、愛してる……」
快感で自由の効かない身体は言葉も発せられず、薄っすら微笑み頷いてその言葉に応えると、脚の間に身体を入れ込んだ遼さんが、一息に私の中へと押し入ってきた。