ハニー・トラップ ~甘い恋をもう一度~

その衝撃に声を上げたが、次第にそれも快楽へと変わっていき、身体の最奥が刺激されるたびに、甘い嬌声が口から止めどなく漏れた。

身体を揺さぶられながら、車の中で『我慢も限界だ』と言った彼の言葉を思い出す。その我慢が相当のものだったということを、今、全身で感じていた。
私の何もかもを奪い尽くすように激しく突かれ、甘い吐息さえも熱い唇に奪われてしまう。

本当ならば苦しくて仕方ない状態も、今の私には嬉しくてたまらない。
それほどまでに私を欲し求められるのは、この上ない至福の時間。
苦しさも痛みも快感も、全部が彼から与えられる溢れんばかりの愛情だ。
どれ一つだって、逃したくない……。

「……りょう……さ……ん」

息も絶え絶えに彼の名を呼び腕を彷徨わせれば、その手を強く握り引き寄せギュっと抱きしめてくれた。
その行為が遼さんとの交わりを深くし、眉間にシワを寄せた彼が激しく突き上げると、私の中で激情が弾け、と同時に私は皮一枚で保っていた意識を手放した。
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