雨降って、血固まる。
「イヤ」



ギンが突然音を発し、何かを否定した。



「アオ、オ前ガヤレ」



あまり難しい仕事ではないと判断したようだ。



「わかった。寒いから、ギンは車で待ってていいぞ」



私がそう促すと、ギンはコートを翻し、車へと戻っていった。
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