雨降って、血固まる。
それにしても…



自分を殺してくれという依頼は初めてだったので、行動を起こすタイミングがわからない。



ターゲットの都合は無視するが、クライアントの指示は遵守しなければいけないのだから。



「少し、話さないか?」



ギンがいなくなると、秋元は少し砕けた口調になった。



声の加減も微妙に違う。



ギンのあの容姿と体格に緊張していたのだろう。



私は、ギンが待っている車をチラリと見た。



少しくらいなら問題ないだろう。



ギンが怒ったところなど見た事がない。



「あぁ」
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