traitor
一方、国の最高地位。
天皇はある1つの決断を下していた。
「もうこれ以上子供たちを
恐怖に陥れる訳にはいかん。
仕方ない。
加藤、至急あの用意を」
「分かりました。
失礼します」
加藤、そう呼ばれた人物は
天皇陛下に深々と頭を下げると
扉の奥へ引っ込んだ。
そしてそれと同時に
「「失礼します。伯父様」」
2人の子供たちが入ってきた。
「あぁ、空と陸か。
どうしたんだい?」
「ねぇ、さっきの話って何?」
2人の内、
姉と思われる綺麗な顔の女の子が
天皇、つまり彼女たちの伯父に聞いた。