traitor


一方、国の最高地位。
天皇はある1つの決断を下していた。

「もうこれ以上子供たちを
 恐怖に陥れる訳にはいかん。
 仕方ない。
 加藤、至急あの用意を」

「分かりました。
 失礼します」

加藤、そう呼ばれた人物は
天皇陛下に深々と頭を下げると
扉の奥へ引っ込んだ。


そしてそれと同時に

「「失礼します。伯父様」」

2人の子供たちが入ってきた。


「あぁ、空と陸か。
 どうしたんだい?」

「ねぇ、さっきの話って何?」


2人の内、
姉と思われる綺麗な顔の女の子が
天皇、つまり彼女たちの伯父に聞いた。


< 12 / 42 >

この作品をシェア

pagetop