traitor
いや、1人だけ明らかに不審感を抱いている少女が居た。
眉を顰めているのは宇深だ。
そんな少女に計画を邪魔されまいと
あの異常に明るい奴はまたもやグループに分け始めた。
「はーい。
10歳の子ぉーここねぇ」
10歳のかやを含めた約5000人の子は
1つの場所に集められると
バタンッ
扉を閉められ、
ガチャン
鍵を何重に掛けられた。
それは逃げられないようにするためなのか、
混乱を起こすためなのか、
”死”に追いやるためなのか、
10歳の少年少女には難しい問題だった。