あの時の約束
忘れられる存在。消えた存在。
しゃべりかけても答えが無い。
「どうしょう」
気持ちが残る。
あの日なんであんな事言ったんだろ?四年後なんて待ても良かったのに!
うちは後悔した。
それからずっと後悔した事を悩んでいた。
プールの時見つめていた。体育の時見つめていた。佳龍のクラスに入れず戸の窓から見る。
一つの言葉が出てこない。
「おはよう」が…。
佳龍の誕生日にメールを送った。
<十七才の誕生日おめでとう>
<ありがとう。これからもよろしく>
でもそれきり連絡は途絶えた。
「神様お願いします。今の幸せがなくなっても良い。その代わりにあの日に戻してください。やり直したい。あの日の後悔は嫌。お願いします。神様お願いします。うちお願い聞いてください」
初めて空に祈った。
季節が秋に変わった。
そんなある日先輩からメールが来た。
<吉沢元気?>
<うん元気だよ>
私は嘘を付いた。本当は佳龍の事で悩んでいた。
でも先輩まで巻き込みたくない。だから嘘を付いた。
<好きな人居るん?>
<居ないよ>
<そんなだ。俺も居らんで>
<そんなだ>
<今日メールをした理由は吉沢に言いたい事ある>
<えっ何?>
<付き合って>
<えっ>
<好き付き合って>
<冗談は辞めて>
<冗談じゃあ無い。本間に大好き付き合って>
戸惑い。どうして良いのか判ら無い。
<一生幸せにする。俺と付き合って>
<うん>
<本間に?>
<うん>
うちは後悔する事を忘れよう。そして幸せになろう。
たくさんメールしてたくさんデートして。楽しい。
楽しい毎日、嬉しい毎日、 笑顔な毎日、幸せな毎日。
悲しく無い。辛く無い。苦しく無い。本当に幸せな毎日。幸せな一時が毎日ある。幸せな一時が毎日来る。
体育際が近づいて来た。大縄跳びの練習が始まった。
一、三、五組は赤組。二、四、六組が白組。
佳龍同じ赤組。だから練習も一緒。
うちは後悔した事を思い出してた。忘れてた、罪悪感が残って居る。
「真衣大丈夫?顔真っ青だよ」
「えっ佳龍!うん大丈夫。ただ大縄跳びが苦手で全然跳べ無いんだ」
「心はリラックスして気持ちを落ち着かせるのも大切だけど、皆で跳ぼうて気持ちが大切だよ!皆で跳ぼうて気持ちがあれば大丈夫だよ」
しゃべりかけても答えが無い。
「どうしょう」
気持ちが残る。
あの日なんであんな事言ったんだろ?四年後なんて待ても良かったのに!
うちは後悔した。
それからずっと後悔した事を悩んでいた。
プールの時見つめていた。体育の時見つめていた。佳龍のクラスに入れず戸の窓から見る。
一つの言葉が出てこない。
「おはよう」が…。
佳龍の誕生日にメールを送った。
<十七才の誕生日おめでとう>
<ありがとう。これからもよろしく>
でもそれきり連絡は途絶えた。
「神様お願いします。今の幸せがなくなっても良い。その代わりにあの日に戻してください。やり直したい。あの日の後悔は嫌。お願いします。神様お願いします。うちお願い聞いてください」
初めて空に祈った。
季節が秋に変わった。
そんなある日先輩からメールが来た。
<吉沢元気?>
<うん元気だよ>
私は嘘を付いた。本当は佳龍の事で悩んでいた。
でも先輩まで巻き込みたくない。だから嘘を付いた。
<好きな人居るん?>
<居ないよ>
<そんなだ。俺も居らんで>
<そんなだ>
<今日メールをした理由は吉沢に言いたい事ある>
<えっ何?>
<付き合って>
<えっ>
<好き付き合って>
<冗談は辞めて>
<冗談じゃあ無い。本間に大好き付き合って>
戸惑い。どうして良いのか判ら無い。
<一生幸せにする。俺と付き合って>
<うん>
<本間に?>
<うん>
うちは後悔する事を忘れよう。そして幸せになろう。
たくさんメールしてたくさんデートして。楽しい。
楽しい毎日、嬉しい毎日、 笑顔な毎日、幸せな毎日。
悲しく無い。辛く無い。苦しく無い。本当に幸せな毎日。幸せな一時が毎日ある。幸せな一時が毎日来る。
体育際が近づいて来た。大縄跳びの練習が始まった。
一、三、五組は赤組。二、四、六組が白組。
佳龍同じ赤組。だから練習も一緒。
うちは後悔した事を思い出してた。忘れてた、罪悪感が残って居る。
「真衣大丈夫?顔真っ青だよ」
「えっ佳龍!うん大丈夫。ただ大縄跳びが苦手で全然跳べ無いんだ」
「心はリラックスして気持ちを落ち着かせるのも大切だけど、皆で跳ぼうて気持ちが大切だよ!皆で跳ぼうて気持ちがあれば大丈夫だよ」