あの時の約束
俳優になるのが夢なんです」
「えっ…マジ?」
「はい」

「約束なんです。「デビューする時、結婚前提に付き合おう」とだから待ってるんです」
「いつになるのか判らないよ〜」
「でも私その人の事好きだから待ってる」
「頑張って吉沢さん」
「結婚式には呼んで〜♪」
「はい」


君は今勉強してるの?
そうだよね♪約束したもんね。
(笑)



仕事の帰り

「あれ?吉沢?」
「松岡?」
「久し振りやなぁ〜元部長」
「その言い方ダメだよ〜」
「嫌〜吉沢いじり易いから〜」
「もう知らない」
「えっそこは人をいじるなて言う所やろ♪」
「忙しいの」
「この後なんかあるの?」
「この後は家でパソコンする…」
「パソコンするの?それて忙しいの?」
「えっ」
「どうなの?」
「忙しいの」
「なんで?」
「仕方ない。誰にも言わないでね」
「何?」
「小説書いて居るから」
「声が小さいなー」
耳元で行った。
「小説を書いて居るから」
「えっ〜!小…」
真衣松岡の口を手で塞いだ。
「大き声出さないで」
そして手を離した。
「マジなの?」
「うん」
「マジすげ〜」
「まだデビューしてないし」
「でもスゴい。良いなぁ〜」
「ありがとう」

「ヤバい話しすぎた。帰るね」
「送って行くよ」
「買い物も有るし」
「手伝うよ〜」
「良いって。気持ちだけ受けっとっとく」
「嫌〜夜遅いよ〜。一人は危険だよ〜」
「判った。それに今日だけですよ」
「やったー」
歩き始めた。
「あー後私の後ろに立たないでね」
「なんで?一年生の初めも言ってたよなぁ〜」
「秘密」
「えー」
「そういや〜松岡のクラスでタイムカプセルて埋めたの?」
「タイムカプセル?埋めたよ〜♪他のクラスもだよ〜」
「取りに行く日は?」
「エイプリルフール。全クラス一緒だよ〜」
「また会うんだね」
「そうだな。てか俺の質問に答えろ」
「嫌だよ。秘密だもん。プライバシーです」
「残念」
「好きな人は隣に居て。男友達は前て決まってるの」
「えっ…なんで?」
「怖いから。後ろに立たれるの」
「なるほど。謎が解けたよ」
「あのさぁ…」
「何?」
「誰にも言わんとってほしい。この事。お願い」
「別に良い
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