あなたと見る月~新撰組~(編集中)
てか、さっきから誰かにつけられてる……。
どうしようか考えたけど、めんどくさいから正面から聞くことにした。
私は人がいるところに向かって声をかける。
「そんな所に隠れてないで出て来たらどうですか?」
そこからは2人の男が出て来た。
「バレてましたか~」
「私に何の用ですか」
「無視されてしまいました♪」
1人はニコニコしなが私を見ていて、もう1人は無表情のまま私を見ている。
無表情の人の顔を見て綺麗だと思った。
人間というよりは人形や彫刻のような綺麗さだ。
「冗談はいいので早く用件吐いて下さい。付いて来られると鬱陶しいです」
「君、サラッと毒吐いてくれますね♪」
「あなたの戯れ言はいいからさっさと質問に答えて下さい」
「はぁ…。なんか調子狂います」
わざとらしくしょんぼりしてみせるので無視をすることにした。