幼なじみをやめるまで
「悪かったな。俺も意地になってた。咲のこともう少し気にしてやらなくちゃいけなかったよな?」



さっきまでのふざけた千裕は一変して、すごく優しい声で、頭を抱えている私の腕をそっと解いた。




「……」



「俺、考えてみたんだ。もし俺がバスケできなくなったら?ってさ。

俺には全然想像もできなかった。だから、咲がどんだけ苦しい思いしてるのかって想像もできないけど、もっとちゃんと話しい聞いてやれば良かったって後悔した」


「千裕……」



「潤にも言われた。あいつ、先走ったのは俺が悪いけど咲を追い詰めたお前も悪いって、俺に殴りかかってきやがった。

まぁ、間違ってもなかったからくらってやったけど?」


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