幼なじみをやめるまで
しばらくそのままの時間が流れる。
昔から、千裕は私のことを落ち着かせる天才だ。



そっと頭を撫でる手は、止まることはない。
あまりに心地よくて、フワッと眠気が襲ってくる。


気づけば、欠伸が出ていた。




「さーき!欠伸は無いだろ?まったくお前って。モテ男にハグされてるんだからちょっとは緊張しろっての」




「……自分でモテ男っていう?」


「事実だろ?」


「……っ!もういいです」




パッと千裕から離れて、キッと睨むといたずらっぽく笑う千裕の顔

< 203 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop