幼なじみをやめるまで
「そうですね。千裕はモテます。どうせ私はモテませんよ。ふんっ!
さぁ、氷持ってくるから、待っててねモテ男の千裕君」


嫌みたっぷりに言い残して取りに立ち上がる。
立ち上がった私の腕を再び引き寄せ、自分の隣に座らせた千裕は少し怒ってる顔をしている。



「……千裕?」


「………ふぅ」



何も言わず、大きなため息を吐くだけの千裕




「……あのさ……私氷を――」



居心地の悪いこの場を、早く立ち去りたくて氷を取りに行こうと再び立ち上がろうとする




「咲、お前今日、どこ行ってたの?」

「えっ?」


立ち上がろうとする私の腕を掴んでそれを拒み、さらにズイズイっとにじり寄ってくる。

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