幼なじみをやめるまで
とりあえず、葉山さんの指示を嫌々ながらこなしていく私



小心者の自分が恨めしい






「失礼します」と声をかけて教官室に入ると、顧問の指示を仰ぐ女子バスの部長がいた。



二人の間にはピリピリした空気が張りつめている




そして、呑気に氷を取りに来ただけの私………



ーーお邪魔ですね





「氷頂きます」と小声で断って冷蔵庫を開ける。
中から『男バス』と書かれた製氷皿を取りだし、持ってきたジャグに入れる。



ガラガラガラガラ




シーンと静まり返った室内に響く音




「すみません」



再びチラリと横目で見られる私。




「…………失礼しました」



新しい氷を作ることも早々に、部屋を逃げるように出た
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