幼なじみをやめるまで
「千裕……」



照れを隠すように再びクルリと背中を向け、残りの洗濯物を干し始める千裕。






「お前のおふくろさんに頼まれてるの。『咲は抜けてるから俺がフォローするように』ってさ」




「え?あ、そうなんだ」





その言葉の後に『なぁんだ』と続けそうになって慌てて口を噤んだ。
なんでガッカリしてるんだろ?




だって、ママが千裕に私のお目付け役を頼むことなんてしょっちゅうで、別に今回が初めてじゃない。



だけど、私を見守ってくれてたって知って、でもそれがママのお願いだったって言われて『あー、言われたからなんだ。残念』って気持ちになった。





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