結婚しました!
「ホントのこと言うと、催眠というより、

 思い出したくない気持ちが、

 彼女自身を支配していただけですから、

 もう、恐ることなくあなたに寄りかかれるのだから

 いずれは自然に溶けていたでしょうね。


 きっと幸せになれますよ。どうぞお幸せに。


 あ、そうそう治療じゃないので、

 目が覚めたら、帰ってね?


 ぼくたちは古い知り合いで話をしただけ、

 昔話をね。よろしく。

 さて休憩時間終わり!

 仕事行かないとね。」


ドクターは軽く手を挙げて部屋から出ていった。






















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