secret name ~番外編~
彼への気持ちを気付かせてくれた香里には、メールで事の顛末を伝えたので、それには触れてこなかった。
その代わり、正月休みの見合いの話に、やたら食いついてくる。
「で、で?!そのお見合い、どうだったのよ!!」
ビールをジョッキであおりながら、香里は興味津々に身を乗り出す。
「うーん・・・なんか、イマイチこう・・・なんかね?」
「そっかー・・・ま、その人とは合わないんだろうね。」
微妙な言い回しながら、佳乃の表情から、香里はその感情を察する。
見合いの相手は普通の会社員だった。
その代わり、正月休みの見合いの話に、やたら食いついてくる。
「で、で?!そのお見合い、どうだったのよ!!」
ビールをジョッキであおりながら、香里は興味津々に身を乗り出す。
「うーん・・・なんか、イマイチこう・・・なんかね?」
「そっかー・・・ま、その人とは合わないんだろうね。」
微妙な言い回しながら、佳乃の表情から、香里はその感情を察する。
見合いの相手は普通の会社員だった。