流れ星☆彡
気付いたら二時間近く経っていて……
「寒い」
10月も半ばをすぎると、夜は少し冷え込むようになってきた。
まだ帰ってこないのかな。
「どうしよう」
携帯のディスプレイに優太の名前を表示させる。
ボタンを押そうかどうかを迷っていると……
階段をあがる足音と、男の人の話し声が聞こえてきた。
この階の人かな。
玄関に座っていたら、怪しい人だと思われないかな。
その足音がこの階にやってきたみたいで……
「絢華?」
「えっ!?」
まさか自分の名前を呼ばれるなんて、思ってもいなかったから、かなり驚いてしまった。
顔を上げるとそこにいたのは……
「優太」
と、たぶんお友達。
「俺、今日無理だって言ったじゃん」
怒ってる。
「ごめんなさい。でも、今日優太の誕生日だから、プレゼントだけでも渡したくて」
「……」
「ごめんね、これ」
“おめでとう”と言いながら優太に手渡してから……
「じゃ、おやすみ」
そう言って、その場を駆けだした。
「寒い」
10月も半ばをすぎると、夜は少し冷え込むようになってきた。
まだ帰ってこないのかな。
「どうしよう」
携帯のディスプレイに優太の名前を表示させる。
ボタンを押そうかどうかを迷っていると……
階段をあがる足音と、男の人の話し声が聞こえてきた。
この階の人かな。
玄関に座っていたら、怪しい人だと思われないかな。
その足音がこの階にやってきたみたいで……
「絢華?」
「えっ!?」
まさか自分の名前を呼ばれるなんて、思ってもいなかったから、かなり驚いてしまった。
顔を上げるとそこにいたのは……
「優太」
と、たぶんお友達。
「俺、今日無理だって言ったじゃん」
怒ってる。
「ごめんなさい。でも、今日優太の誕生日だから、プレゼントだけでも渡したくて」
「……」
「ごめんね、これ」
“おめでとう”と言いながら優太に手渡してから……
「じゃ、おやすみ」
そう言って、その場を駆けだした。