流れ星☆彡
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今になって、こうやって優太と校内を歩くなんて思ってもみなかった。
「職員室ってこっちだっけ?」
「ふふ、もう忘れたの?まだ二年しか経っていないのに」
「二年も経てば忘れるっつうの」
廊下を歩いていても、今は一年と二年が授業中だからか、凄く静か。
「開けるよ?」
「ん」
いつのまにか辿り着いていた、職員室のドアを開けて……
「失礼します」
中に入ると、真っ先に担任の石川先生と目が合った。
そのまま先生の前まで足を進めて……
「合格しました」
と言ったとたん、涙が溢れてきた。
「須藤、ほんとに頑張ったな。今だから言うけど、あの時は絶対に無理だと思ってたよ」
「先生のおかげです。ありがとうございました」
「いや、須藤が頑張ったからだ」
そう言った先生の目にも涙が光っていた。
「石川もちゃんと先生ができんだな」
突然、口を挟んできた優太のその言葉に、驚きを隠せない。
石川先生は、その声に視線を移し、少しだけ目が開いた気がした。
「なんだ?あれ、……おまえ、藤本じゃないか!?」
少しずつ思い出してきたのか、語尾の方に向かって、先生の顔が、驚きに変わっていった。
今になって、こうやって優太と校内を歩くなんて思ってもみなかった。
「職員室ってこっちだっけ?」
「ふふ、もう忘れたの?まだ二年しか経っていないのに」
「二年も経てば忘れるっつうの」
廊下を歩いていても、今は一年と二年が授業中だからか、凄く静か。
「開けるよ?」
「ん」
いつのまにか辿り着いていた、職員室のドアを開けて……
「失礼します」
中に入ると、真っ先に担任の石川先生と目が合った。
そのまま先生の前まで足を進めて……
「合格しました」
と言ったとたん、涙が溢れてきた。
「須藤、ほんとに頑張ったな。今だから言うけど、あの時は絶対に無理だと思ってたよ」
「先生のおかげです。ありがとうございました」
「いや、須藤が頑張ったからだ」
そう言った先生の目にも涙が光っていた。
「石川もちゃんと先生ができんだな」
突然、口を挟んできた優太のその言葉に、驚きを隠せない。
石川先生は、その声に視線を移し、少しだけ目が開いた気がした。
「なんだ?あれ、……おまえ、藤本じゃないか!?」
少しずつ思い出してきたのか、語尾の方に向かって、先生の顔が、驚きに変わっていった。