流れ星☆彡
「……わかったよ」



ため息混じりで言った優太に、先生が笑いながら口を挟む。



「ははは、須藤の方が強いのか?」


「俺、絢華にだけは適わねぇ」



優太はそう言ったけれど、先生にそんなこと言うなんて、凄く恥ずかしい。








「ちょっとやったら、すぐに帰るからな?」


「うん。ちょっとだけでも見れればいい」



あのあとすぐに職員室を出た。


体育館に着くと、パラパラと生徒がいた。



「あっ!絢華先輩だ!」



後輩のカオリちゃんとマキちゃんが走ってきた。



「どうしたんですかー?」


「今日、合格発表だったんだ。で、その報告をしにきたの」


「合格したんですか?」


「うん!」


「わぁー、おめでとうございます!」


「ありがとう」



そんな会話をしていると……



「藤本ー!」



先生がコートの中から優太のことを呼んだ。



「ちょっと行ってくる」


「うん」



優太から手渡された荷物と、脱いだブレザーを受け取り……


腕まくりをしながら、コートに入っていく優太を見つめる。


カッコイイなぁ……
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