流れ星☆彡
腰くらいまである髪は、真っ直ぐなストレート。


思わず触れたくなる。


そんなことを考えていると、その子が振り返った。


うわっ、凄く綺麗な子。


髪だけじゃなくて、容姿も綺麗……



「ねぇ、突然なんだけど、友達にならない?」



ほんとに突然のことでビックリしちゃったけれど、他に友達がいないし、こんなに綺麗な子と友達になれるなんてラッキーだと思った。



「うん、いいよ」


「ほんと!?良かったぁー。あたし同中から仲良い友達が来てなくてさ」


「あたしもだよ」


「あたし、新城紗羽(サワ)。よろしくね」


「あたしは須藤絢華。こちらこそよろしくね」



初日から友達ができるなんて思ってなかったから、凄く嬉しい。



この日は、午前だけで終わったから“友達記念”ってことで、紗羽とどこかでお昼を食べて帰ろうってことになった。



「どこに行く?」


「あたしこの辺わかんないや。紗羽は?」


「あたしもよくわかんない」



聞いてみれば、帰る方向は紗羽と正反対で、この辺で食べるのがベストってことになったんだけど……
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