流れ星☆彡
「そうだ!」


「え、何?」


「優太に聞いてみる」


「優太って?」


「彼氏、この学校の三年なんだ」



そう言って、優太に電話をかけると、あたし達のいる正門まで来てくれた。



「優太、ごめんね」


「いや、つーか、また曲がってんじゃん」



そう言って、またネクタイを結び直してくれた。



「さっき、ちょっと苦しかったから緩めたら、結べなくなっちゃった」


「早く覚えろよ?」


「うん。あっそうだ、今日できた友達の紗羽だよ。それから紗羽、こっちが彼氏の優太」



こうやって、優太のことを“彼氏”って紹介できることが、凄く嬉しい。





優太に教えてもらったファミレスへと向かった。



「絢華の彼氏、メチャクチャカッコイイじゃん!」


「ふふ、そうでしょ?自慢の彼氏なんだ」


「いいなぁ」


「紗羽は?」


「あたしは全然だよ」


「絶対にいると思ったのに」



紗羽は同い年だと思えないほど、大人っぽくて、凄く綺麗だから、彼氏がいると思ったのに。




そのあとは、紗羽といろんな話をした。


趣味の話、恋の話、友達の話……


今日初めて会ったとは思えないほどに意気投合して、これから仲良くやっていけそうだなって思った。
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