流れ星☆彡
「絢華、凄いね、優太さんの人気って」


「うん、ここまでとは思わなかった」



中学の時よりも、遥かに人気がでている。


複雑な思いを抱えながら、女子のバスケ部へ向かう。


一年生が数人いて、同じクラスの香川江里ちゃんもいた。


先輩達がやっているのを見たり、話を聞いたりした。


時々隣のコートにいる優太が気になったけれど、今は見ない方がいいって思ったから、見ない努力をした。



「とりあえずこんな感じかな。もし入部希望の子がいたら、この用紙に必要事項を書いて、あたしのところへ持ってきてね」



と部長さんに言われた。



「絢華ちゃんはどうするの?」


「入るよ。江里ちゃんは?」


「あたしも入る」



良かった。


知ってる子がいる。


その場で入部の紙を書いて、明日から参加することになった。



結局一度も優太の方は見ずに体育館を出た。






家に帰って、夕飯を食べて、お風呂に入って……


そういえば今日、優太が帰りにうちへ寄るって言ってたな。


ベッドに横たわりながら、今日の出来事を思い出していた。


優太の傍にいたいけど……


これを叶えると、もしかしたら……
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