夜空にランプ
新しい席にも慣れ始めた頃のこと。
期末テストもそろそろ迫る時期だった。
写真部の活動は最近はなく、久しく顧問の先生にも会っていなかった。
だから休み時間に、廊下でばったり会った時すら普通に挨拶しただけで、何事もなく通り過ぎようとしてしまったほど。
「熊谷!」
突然大声で呼ばれ、飛び上がるほど驚いて振り返ると、眉間にシワを寄せ、いまにも怒り爆発寸前の先生の顔があった。
「はい?」
恐る恐る窺う。