夜空にランプ
「ちーちゃん!芽衣子ー!ついでに、りゅうちゃんつかっちー、バイバーイ!!」
よく通る有紗の威勢のよい元気な声は、確かに私達のとこまではっきり届いた。
大げさに手を振る姿に、少し笑えた。
「バイバーイ!!」
「またねー」
私の後を追うようにして芽衣子が続いた。
「あれ、俺つかっちって呼ばれてたっけ?」
「さあ?まーいいじゃないのさ」
塚田君と大場君も手を振り返した。
いつだって、有紗が先に気づいてくれていた。
そのことに甘えてもいたのだ。
そんな感覚があまりにも久しぶりで、相変わらず引っ込み思案な自分に情けなさを自覚しつつも、何年かぶりに再会した友達のように、胸がはしゃぐほど嬉しかった。