たぶん恋、きっと愛
「可哀想に…!痛かったろ?苦しかったろ?」
抱え込むようにして雅に問いかける昌也の勢いに、雅は付いていけずに曖昧に微笑んだ。
「あ、の…あたし、大丈夫なので…」
言った傍から、言い方を間違えた事に気が付くけれど、もう取り返しはつかない。
「…健気だなあ雅ちゃんは…」
「あの…ちょ…凱司さん!」
早く誤解を解いてくれ、と凱司を見上げる。
「あたしっ…そんなつもりじゃなかっ……!」
雅の叫んだのは。
誤解されているような意味合いで寝ていたわけではない、だ。
だが、確実に空気は凍り付いた。
「…お前……わざとか?」
凱司は思わず出た苦笑を隠しもせず、諦めたように着かけたままのシャツを、ようやく着た。
お前もコーヒー飲むだろ、とグラスを二個取り上げた所で、雅を抱え込んでいた昌也が、叫んだ。
「見損ないました!まさかレイプ紛いに女の子襲うなんて!!」