たぶん恋、きっと愛
「鷹野」
「……ん~」
「病院行くぞ」
「…ん」
もぞ、と寄りかかったベッドから身を起こした鷹野は、完全に熱の高い目で、ぼんやりと立ち上がった。
「…雅、ちゃんは?」
「リビング」
「………近づけないでよ?」
「ああ」
浅く呼吸を繰り返す鷹野が、38度くらいだな~…、と、呟くように吐き出した。
「まだ上がるか」
「去年…39度6分までは確認…した」
ちょっと怖くなって、途中で体温計外したんだ。
と苦笑した鷹野も、息が続かないのか、深く息をついた。
「リレンザあたり、市販してりゃ…いいのになあ」
凱んとこで手に入んねえの?
「…薬屋じゃねぇんだよ」
手を貸そうかと腕を伸ばすが、鷹野は大丈夫、と片手を上げた。