たぶん恋、きっと愛
「雅、今から病院連れて行くからな。お前は学校行って、バイト行け」
「…えぇ…学校?」
座らされた姿勢から立ち上がり、雅は不安げに視線を上げた。
「行け」
「……………」
唇をとがらせ、しぶしぶ頷いた雅に凱司は、よし、とばかりに唇の端を上げる。
「…スポーツドリンク、買ってあげてね?」
絶対、買って飲ませてあげてね、と念を押した雅は、ドアの向こうに鷹野がいるのかと、凱司の後ろを覗き込んだ。
「雅ちゃ…、ごめんね、また来週遊ぼうね~」
「来週!?」
聞こえた鷹野の声は苦しげではあるが、明らかに楽しそうな色を含んでいて、雅は僅かにほっとしたように、目許を和ませた。