たぶん恋、きっと愛
「…何も…挿れさせんなよ?」
今以上は、させるな。
ゆっくりと離れようとした凱司の手を、雅の指先が掴んだ。
「が…凱司さん……あの…っ」
…ごめんなさい…
あたし……凱司さんのなのに…………鷹野さんと…仲良くし過ぎ…です…よね?
「……なんだ今更」
「あたし…、ちゃんと凱司さんのに、なれてない…です、よね?」
だから…鷹野さんと一緒にいると…みんな心配するん、です…よね?
友典さんも、宇田川さんも…昌也さんも。そうとは言わないけれど…。
凱司さんがいいって言わないのに…あたしが勝手に鷹野さんに…触られたりするから…ほんとは怒ってるん、ですよね?
あの……だから……。
「………して、貰えませんか……?」
ぴくりと。
凱司の手が止まった。
ちゃんと“凱司さんのもの”って、してください。
じゃないとあたし…
「鷹野さんが…孤立しちゃう気が…して……怖いんです」
視線を外して、唇を震わせた雅に、凱司は。
10秒も、15秒も20秒も表情を変えないまま黙り込むと。
…わかった、と。
抱え上げるように、雅を抱き上げた。