たぶん恋、きっと愛
自分より大きな女は、知らない。
どの女も、小さいと思った。
だけど、雅は特に。
細く小さく、未発達に思える。
「制服、皺になる…。脱げ」
むき出しになった肩から、白いシャツは抜けない。
当たり前だ。
まだ制服をまとう年齢。
本来ならば、部活動でもして、集団生活の規律と、友情、同情、愛情などの強さや脆さを学ぶ時期。
抱え起こせば、黙って袖を抜いた雅が、丸まったシャツを胸の前で抱いた。
「スカート」
「………皺になって、いい」
声が、奇妙に掠れて聞こえた。
脱ぎたくないならば、それでも構わない。
制服に罪悪感があるわけでもない。
凱司は雅の手からシャツを抜き取ると、ベッドの下へと放り投げた。
背中で止まる下着に指を掛ければ、急に増した緊張感に、雅の息が、止まった。