たぶん恋、きっと愛
なすがままに仰臥し、すがるように呟いた雅の目に。
無くしていないつもりだった理性が、凱司の中にふと戻った。
組み敷いた、その体。
押し開いた、膝。
息も、吐かせなかったかも知れない。
紅潮した肌は、恥じらいと、上がりきった呼吸とに、しっとりと熱を持っている。
凱司は息をつくと、雅の背に手を差し入れた。
「……お願い、します…。ホントじゃなくて、いいから…」
唇を、ついばむ。
相変わらず卑屈な物言いの雅に、もうこれは、治りゃしない、と。
お前が好きだ、と。
お前だけが好きだ、と。
嘘だと思いたいなら、思えばいい。
それで、構わない。
お前の…嘘、にも、乗ってやるから。
「雅、お前は…どうなんだ。俺を、好きか」
わずかに、切なげに息をついた雅が、うん、好き、好きなの、と。
子供のように囁いた事に堪えられず。
抱いたその背が大きく仰け反るのを支えつつ。
ゆっくりと、腰を。
沈めた。