たぶん恋、きっと愛
「…あ……何か、取りに来たんですか?…喉乾いた?お腹、すきました?」
寒いだろうに、廊下にいる鷹野は、朝着ていたTシャツ一枚に見える。
暑い、と言っていたから、脱いだのかも知れないが、このままでは冷えてしまう。
「ん、喉乾いたのと、煙草」
「煙草!?」
そんなものを吸いたくなるほどには、体調が回復した証拠かも知れないが、雅は思わず、眉を寄せた。
「…駄目です」
「えぇ?」
「なに飲みたいですか?あたし、持って行きますから。今は煙草ダメです」
珍しく強硬な口調の雅に、鷹野はおかしそうに笑う。
高い自覚のあった熱は、確実に引いて来てはいる。
だが、普通の熱よりも、遥かに体力を奪われているのか、鷹野は笑いながら、呼吸を乱し、その場に座り込んだ。