たぶん恋、きっと愛


嫌い…?と。

言葉を続けようとした雅の唇を、指先で押さえた。



「…雅ちゃんは、俺の駄目なとこばかり、見せ付けるんだ。痛々しいくらいに似てる雅ちゃんが、俺を信じてなかったのも、わかってる」


結局は、助けに行かなかった事も。
すぐに向かうことに躊躇った事は事実で。


「……いくら好きだって言った所で…行かなかった事には変わりない…」



髪だって。
指だって。
体だって。

俺が…殺したようなもんだ。




「…鷹野さん、待って」


指先で掬うように髪を触り、唇を触る鷹野の手首を、そっと掴んだ雅は、わずかに眉を下げた。



「…やっぱり……嫌、い?」


…あたしは。
別に、意味もなく投げ出した訳じゃ…ないんです。

あたしは…自分が傷つかないために、こうした、の。

鷹野さんの負担になりたくなくて。

信じて、なくて……
ごめんなさい。

勝手に…押し付けて……ごめんなさい。




「…嫌い…だなんて…言わないで…」
 



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